焦らない就職活動。制度を使って選択肢を広げる考え方

就労支援

仕事を辞めて無職になると、「早く次の仕事を決めなきゃ」と焦ってしまう方は多いと思います。収入がない状態が続くと、条件をよく確かめないまま応募してしまうこともあるかもしれません。

私は今、ハローワークの窓口で相談しながら求人を探している段階です。その中で感じているのは、制度をうまく使えば、焦らずに就職活動を進められるし、選べる働き方の幅も広がるということです。

この記事では、私自身の状況をもとに、焦らない就職活動の考え方をまとめます。

私の今の就職活動の状況

私が目指しているのは、エンジニアとして完全在宅で働くことです。応募は一般枠で考えています。

完全在宅を希望しているのは、都内の通勤の負担がほぼなくなるからです。満員電車での移動がなくなるだけでも、体力や気持ちの面でかなり違うと感じています。

ハローワークの窓口でこの希望を相談したところ、職員の方から「合っている」と言ってもらえました。エンジニアは完全在宅の求人も比較的多い職種なので、この方向で進めていいんだと安心できました。

制度を使うと「時間の余裕」が生まれる

私が焦らずに就職活動を進められている一番の理由は、制度によって時間の余裕ができたことです。

障害者手帳で失業手当の給付日数が300日に

障害者手帳を持っている人は、失業手当(雇用保険の基本手当)を受け取るときに「就職困難者」として扱われます。就職困難者は、一般の人よりも給付日数が長く設定されています。

  • 45歳未満で雇用保険の加入期間が1年以上:300日
  • 45歳以上65歳未満で加入期間が1年以上:360日
  • 加入期間が1年未満:150日

一般の自己都合退職の場合は90日〜150日なので、大きな差があります。私も手帳のおかげで300日の給付を受けられることになり、「数ヶ月で決めなければ」というプレッシャーから解放されました。

職業訓練(ハロートレーニング)という選択肢

もう一つ検討しているのが、ハロートレーニング(公的職業訓練)です。IT系を含めた幅広い分野のコースがあり、受講料は原則無料です(テキスト代などは自己負担)。

失業手当を受給している人がハローワークから「受講指示」を受けて公共職業訓練に通う場合、訓練が修了するまで失業手当の支給が延長される仕組みもあります。受講手当や通所手当(交通費)が支給されることもあります。

私はまだ申し込みを検討している段階ですが、エンジニアを目指すうえで、スキルを身につけながら求人を探せるのは心強いと感じています。

焦らない就職活動の考え方

時間があるから、条件を妥協しなくていい

時間に余裕がないと、「とりあえず受かりそうなところ」に応募しがちです。でも、合わない職場を選んでしまうと、また体調を崩して辞めることになりかねません。

時間があれば、完全在宅のように自分にとって大事な条件を優先して、じっくり求人を選ぶことができます。

スキルを積みながら探せる

未経験の職種を目指す場合、今のスキルのまま応募しても、選べる求人は限られます。訓練や勉強と並行して求人を探せば、時間が経つほど応募できる求人が増えていく可能性があります。焦って今すぐ決めるより、長い目で見て有利になることもあると考えています。

「焦らない」と「何もしない」は違う

ただし、時間に余裕があるからといって、何もせずに過ごしていいわけではないと考えています。失業手当を受け取るには、決められた回数の求職活動が必要ですし、300日という期間にも終わりがあります。

私が意識しているのは、「急いで決める」のではなく「計画的に進める」ことです。窓口での相談、求人の確認、訓練の検討、勉強といったことを、自分の体調と相談しながら少しずつ積み重ねていく。そうすることで、期間が終わるころには、今よりも選べる求人が増えている状態を目指しています。

焦らないことは、立ち止まることではなく、自分のペースで前に進むことだと思っています。

制度は自分から聞かないと分からない

今回実感したのは、こうした制度は自分から相談しないと知る機会が少ないということです。

たとえば就職困難者としての扱いは、失業手当の手続きの際に障害者手帳を提示することで受けられます。職業訓練の受講指示も、失業手当の給付日数がどれくらい残っているかで扱いが変わるので、早めに窓口で確認しておくのがおすすめです。

制度の細かい条件は人によって違うので、まずはハローワークの窓口で自分の状況を話してみることが、選択肢を広げる第一歩だと思います。

まとめ:制度を使えば、焦らず選べる

無職の期間は、どうしても焦りや不安が出てきます。でも、使える制度を知っておくだけで、時間にも気持ちにも余裕が生まれます。

  • 障害者手帳があれば、失業手当の給付日数が長くなる場合がある
  • 職業訓練を使えば、スキルを身につけながら求人を探せる
  • 時間に余裕があれば、自分に合った働き方を優先して選べる

私もまだ就職活動の途中ですが、焦らず、自分に合った働き方を目指して進めていきたいと思います。

なお、制度の内容は変わることがあり、条件も人によって異なります。詳しくはお近くのハローワークで確認してください。

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