精神科の診察が短いと感じた私が、待合室でしていた工夫

通院・治療

先日SNSで、「精神科の診察時間が短く、薬の調整はしてもらえても、本当に話したいことまでは話せない」という内容の投稿を見かけました。多くの人が共感していて、同じように感じている人はたくさんいるんだなと思いました。

私も、適応障害とうつ病で通院する中で、まったく同じことを感じていました。

この記事では、診察が短いと感じていた私が、少しでも診察の時間を有効に使うためにやっていた工夫と、診察以外の相談先をどう使い分けたかをお伝えします。

診察が短くて、話したいことを話せなかった

精神科の診察室に入ると、体調のことや薬のことを聞かれて、気づけば診察が終わっている。そんなことが何度もありました。

聞かれたことには答えられるのですが、本当は「最近こんなことがあって」「こういうことで困っていて」と話したいことがあっても、うまく切り出せないまま時間が過ぎてしまいます。診察室を出てから「あれも言えばよかった」と思うこともよくありました。

先生が忙しいのも分かるので、長く話すのは申し訳ない気持ちもありました。だからこそ、限られた時間で伝えたいことを伝えられるように、準備をしようと考えるようになりました。

前日に考えると眠れない。だから待合室で考えることにした

最初は、診察の前日に話すことを考えようとしていました。ところが、前日に考え出すと、いろいろなことが頭をめぐって眠れなくなってしまうことがありました。

体調を整えるための通院なのに、その準備で眠れなくなっては本末転倒です。そこで私は、話すことは前日ではなく、当日の待合室で考えることにしました。

コツは予約時間より少し余裕をもって行くこと

待合室で考える時間をつくるために、診察の予約時間より少し早めに病院に着くようにしていました。

ぎりぎりに着くと、受付を済ませてすぐに呼ばれることもあり、考える時間がありません。少し余裕をもって行くだけで、落ち着いて準備ができるようになりました。

待合室でやっていたこと

待合室では、主に次のようなことをしていました。

  • 今日の診察で一番伝えたいことを整理する
  • どう伝えれば分かりやすいか、伝え方を考える
  • 書類や資料、診療明細書などを整理する

診察を待っている時間は、ただ待っているだけだと不安になりがちです。でも、この時間を準備にあてるようにしてからは、待ち時間を有効に使えている感覚があり、とてもよかったと感じています。診察室に入ったときも、伝えたいことが頭の中でまとまっているので、落ち着いて話せるようになりました。

待合室での準備が私に合っていた理由

振り返ってみると、待合室で準備をする方法は、私にとって次のような点で合っていたと思います。

  • 考える時間に区切りがある:診察に呼ばれるまでという時間の区切りがあるので、前日のように考えすぎて止まらなくなることがない
  • 整理した内容をすぐに伝えられる:考えたことを忘れないうちに、そのまま診察室で話せる
  • 待ち時間の不安がまぎれる:やることがあるので、呼ばれるまでの時間を落ち着いて過ごせる

もちろん、前日に準備したほうが落ち着く人もいると思います。大切なのは、自分の体調に負担がかからないタイミングで準備をすることだと感じています。

記入デスクがある病院を選んでよかった

もう一つ、よかったと思っているのが、待合室に記入デスクがある病院を選んだことです。

長椅子しかない待合室だと、膝の上で書類を整理したり、メモを書いたりするのは意外と大変です。記入デスクがあれば、書類を広げて整理したり、落ち着いて考えをまとめたりできます。

病院を選ぶときに待合室の設備まで気にする人は少ないかもしれませんが、私にとってはとても大事なポイントでした。

家族や友人と、診察で話すことを一緒に考えた

自分一人で考えていると、何を話せばいいのか分からなくなることもあります。そんなときは、家族や友人に相談して、診察で話すことを一緒に考えてもらいました。

自分では大したことではないと思っていたことでも、「それは先生に伝えたほうがいいんじゃない?」と言ってもらえて、伝えるきっかけになったこともあります。

診察以外の相談先も使った

工夫をしても、診察の時間だけですべてを話すのは難しいです。そこで私は、診察以外の相談先も使うようにしていました。

カウンセリング

通院先とは別のカウンセリング機関で、カウンセリングを受けたこともあります。診察とは違い、時間をかけて話を聞いてもらえたのは、とてもありがたかったです。

ただ、そのときの私の体調の状態では、その機関で責任をもってカウンセリングを続けることは難しいと言われ、結果的に継続はできませんでした。状態によっては、カウンセリングよりも医療機関での治療を優先したほうがいい場合もあるのだと思います。相談先は一つに頼りすぎず、いくつか持っておくことが大切だと感じた経験でした。

AIには制度のことを相談した

障害者手帳や障害年金など、制度についての疑問は、AIに相談して整理していました。

制度の話は、診察の限られた時間の中で聞くのはなかなか難しいです。AIなら時間を気にせず、分からないことを何度でも質問できます。ただし、AIの答えが最新の情報とは限らないので、最終的には役所や年金事務所などの窓口で確認するようにしていました。

診察で話すことと、それ以外で話すことを分ける

こうした経験から、私は「診察で話すこと」と「それ以外の場所で話すこと」を分けて考えるようになりました。

  • 診察:体調の変化や薬のことなど、先生に伝えるべきことを中心に話す
  • 家族・友人:診察で何を話すかを一緒に考える
  • カウンセリング:時間をかけて話を聞いてもらう
  • AI:制度など、調べものや整理をする

すべてを診察の時間に詰め込もうとしないことで、診察の時間を大切に使えるようになり、気持ちも少し楽になりました。

まとめ:限られた診察時間を大切に使うために

精神科の診察が短いと感じている人は、きっと少なくありません。私が実際にやってよかったことをまとめます。

  • 話すことは前日ではなく、当日の待合室で考える
  • 予約時間より少し余裕をもって病院に行く
  • 待ち時間に、伝えたいことや書類を整理する
  • 記入デスクがある病院だと準備がしやすい
  • 家族や友人、カウンセリング、AIなど、診察以外の相談先も使い分ける

同じように「診察で話したいことが話せない」と悩んでいる方の参考になればうれしいです。

もし今、とてもつらい気持ちを抱えている場合は、一人で抱え込まず、主治医にそのまま伝えてみてください。電話やSNSで相談できる窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」で紹介されています。

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