以前の記事で、ハローワークの適職診断を受けて「技術職」が1位だったこと、そこからIT・CG系の職業訓練を目指す方針が固まったことを書きました。方針が決まったあとにやったのが、興味のある求人をハローワークでいくつかピックアップして、求人票のPDFをダウンロードすることです。
ただ、求人票を何枚も見比べながら「じゃあ職業訓練で具体的に何を学べばいいのか」を自分だけで整理するのは、正直かなり大変でした。そこで、この分析をAIに任せてみることにしました。
最初は1回きりのやり取りだった
最初にAIへ相談したときは、その場限りのやり取りとして求人票を見てもらっただけでした。ただ、これだと毎回一から状況を説明し直す必要があって、あまり効率的ではありません。そこで、「同じ質問を誰でも・何度でも使えるように、再現性のあるプロンプトの形に作り直してほしい」とお願いしてみました。
そうしてできあがったのが、以下のプロンプトです。ハローワークでダウンロードした求人票のPDFや画像と一緒にAIへ送るだけで、同じ精度・構成でアドバイスが返ってくるように設計されています。
実際に使ったプロンプト(コピペ用)
以下をそのままAI(ChatGPTやGeminiなど、ファイルを読み込めるAI)に貼り付け、【 】の部分を自分の情報に書き換えたうえで、求人票のPDFや画像を添付して送信してください。
# 目的
添付した求人票(PDF/画像)を分析し、相談者の希望する働き方(在宅ワーク等)と現在のスキルギャップを整理した上で、再就職を成功させるために職業訓練校で身につけるべき具体的なスキルや学習ロードマップを提案してください。
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# 相談者(求職者)の情報
1. 基本情報・経歴
- 最終学歴/専攻: 【例: 大学でITプログラミングを専攻】
- 直近の職歴: 【例: 〇〇にて正社員勤務(副店長)】
- 退職時期: 【例: 2025年9月】
2. 希望する働き方・条件
- 働き方の希望: 【例: 在宅ワーク・リモートワークがメインの会社】
- その他希望: 【例: ワークライフバランス重視、残業少なめ】
3. 現状の悩みと相談内容
- ハローワークで興味のある求人をいくつかピックアップし、PDFをダウンロードした。
- これらの求人先に合格・就職するために、職業訓練学校に通いたいと考えている。
- 訓練校で「具体的に何のスキルを重点的に身につけるべきか」アドバイスがほしい。
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# 求人票データ
※添付ファイル(PDF/画像)を参照してください。
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# 出力フォーマット・構成
以下の1〜4の構成で、具体的かつ分かりやすく回答してください。
### 1. 求人票全体の分析・傾向の整理
- 添付された求人票から読み取れる「共通する必須要件(実務経験や必要スキル)」と「求められる人物像」を整理してください。
- 未経験・ブランクありで狙える求人と、実務経験が必須の求人を分けて分類・評価してください。
### 2. 相談者の強みとスキルギャップの分析
- 強み(ポテンシャル): 過去の学歴(IT等の基礎知識)や前職のキャリア(マネジメント、接客、コミュニケーション等)から評価できるポイント。
- 不足しているスキル(ギャップ): 実際の求人要件に対して、現状足りていないスキルや実務経験。
### 3. 職業訓練学校で身につけるべきおすすめスキル
- 添付された求人の傾向と相談者のキャリアを踏まえ、職業訓練校で優先的に選択・習得すべきコースや具体的スキル(言語、ツール、マーケティング、デザイン、インフラなど)を提案してください。
- なぜそのスキルが必要なのかの理由も併せて解説してください。
### 4. 再就職成功に向けたアクションプラン・アドバイス
- 職業訓練に通いながら準備しておくべきポートフォリオ(制作物)や面接対策(前職での強みの活かし方)。
- 在宅ワーク求人を狙う際の現実的なアプローチとアドバイス。
このプロンプトのポイント
作ってもらったプロンプトには、いくつか工夫されている点があります。読者の方が自分で使う際の参考になると思うので、簡単に解説しておきます。
1. スキルギャップの明確化
単に求人票の内容を要約するだけでなく、「自分の過去の経歴」と「求人の必須要件」の差(ギャップ)をAIに計算させる構成になっています。何が足りていて、何が足りないのかを分けて考えられるのがポイントです。
2. 前職の強みの再評価
接客業やマネジメント業務など、一見IT系の仕事とは関係なさそうな過去のキャリアを、AIが「ポテンシャル・選考時の強み」として改めて評価し直してくれるように指示している点です。自分では気づきにくい強みを、外の視点から言語化してもらえます。
3. 具体的なロードマップ化
「何のコースを選び、何を作れば選考に通るか」という、実践的なアクションプランまで出せる構造にしてある点です。分析だけで終わらず、次に何をすればいいかまで落とし込んでもらえるのは、地味に助かるポイントでした。
使ってみて感じたこと
求人票を1枚ずつ自分の目で見比べて、必須要件を洗い出して、自分の経歴と照らし合わせて…という作業を全部自分でやろうとすると、それだけでかなりの時間と気力を使います。プロンプトの形にしておくことで、求人が増えても、その都度同じ質問を組み立て直す必要がなくなるのは大きなメリットだと感じました。
もちろん、最終的にどの訓練コースを選ぶか、どう準備を進めるかを決めるのは自分自身です。ただ、たたき台となる分析を効率よく用意してもらえるだけでも、次の一歩を考えるハードルはかなり下がると思います。
まとめ
ハローワークで求人票を集めたものの、その先の分析で手が止まってしまっている方は、このプロンプトをそのまま使ってみてください。求人票のPDFや画像と一緒にAIへ送るだけで、求人の傾向整理から、職業訓練で学ぶべきスキル、具体的なアクションプランまで一通り出してもらえます。
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